大学生の住む場所選びの方法

大学生に人気の高い街とは

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都内の大学に通う大学生や20代の若手会社員などを対象にしたアンケートでは、必ずと言ってよいほど「住みたい街」に挙げられるのが中央線沿線の西東京のエリアです。

東京は高度成長期からバブル期にかけて急激に人口の流入があり、建物建築や都市開発が爆発的に進んだという歴史があります。

もともと武蔵野地域とされる関東圏は江戸幕府が置かれたくさんの人の居住地や商業地として使用はされてはきましたが、現在のようにびっしりと建物が並ぶというほど完全に開発が進んだわけではありません。

大規模な都市開発がされる前までは、現在の中央線沿線を含んだ西東京エリアと、駒込や北千住~浅草のような東東京エリアとが主な都市地として栄えてきました。

しかし西東京エリア方面の方に東急などが力を入れた都市開発をした一方で、東東京方面は伝統的な建物を残すことに力を入れたということにより現在では若者の人気は西東京方面に集中することになっています。

吉祥寺や国分寺などは若者向けの新しいショップと同時にどこかなつかしい商店街が残っており、観光だけでなく住むことにも大変適した魅力的な街です。

参考>>http://careersupli.jp/lifehack/tokyo/

人気の街だから本当に住みやすいか?

大学生や新社会人に絶大な人気のある中央線沿線エリアでは、そこに住んでいるということがそのまま一つのファッションになったりします。

ネットなどではまことしやかに「合コンでモテる区・モテない区」といった情報が出回ることもあり、自己紹介をするときに新宿区や渋谷区、中野区といったところに住んでいるというとそれだけで異性受けがよくなるとまで言われています。

また中央線沿線には一橋大学や東京女子大などの有名大学が多くあり、進学先に近いということでも多く若い世代の人が集まっています。

さまざまな理由で人気が固いものになっていることもあり、中央線沿線の物件はなかなか値崩れをすることがなく、都内他の地域と比較してかなり家賃相場は高めになっています。

メリットがたくさんあるように思える中央線沿線エリアですが、それでは高い家賃の場所に住むことができたからそれで完全に住みやすい環境が保てるかというとそうでもないということもあったりします。

大人気の吉祥寺エリアであっても「実際に住んでみたらがっかりした」というような声も聞かれることがあるように、家賃の高さの割に住みやすさを実感することができないという場合もあるようです。

住む場所のブランドにどうしてもこだわりたいということでないなら、名よりも実を取るという意味で他の地域で同様の物件を探してみるというのも一つの方法になります。

隠れた物件名所を探す

大人気の西東京エリアの影に隠れていますが、都内でもよい物件が集まっているということで近年再評価を受けつつあるのが東東京のエリアです。

東東京エリアとしては足立区や江東区、台東区といった場所が含まれており外国人の観光名所である浅草や日本橋などがあります。

特に東東京の北部にあたる北千住や町屋といった場所は地味めであまり若い世代からは人気がないのですが、実は都内へのアクセスもしやすく、かつ優良物件が多いということで隠れた名所として不動産業界では知られています。

町並みも古くて味があり、公園などの施設も豊富なので休日などの過ごし方にも困りません。

何を基準に選ぶかということは人それぞれですが、あまり一箇所に固執せず同じ条件で入れる物件を広く検索してみることをおすすめします。