大学生の就活スケジュール

再び変更になった大学生の就活スケジュール

YUKA963_yubisasubiz15202332-thumb-815xauto-18912

今大学生の就職活動をとりまくルールは急激な変化を迎えています。

以前から大学生向けの採用活動は企業側で過熱化しており、大学3年生の頃から既に何らかの形で就職活動に参加していないと到底有名企業に就職はできないといった厳しい状況がありました。

そのため本来学業優先のはずの大学で就職活動のために授業を満足に受けることができないという状況も生まれており、政府から企業団体に対して改善を促されてきたという流れがあります。

そこで2015年度の採用活動においては企業側に「面接解禁日」として8月以降にしなくてはいけないということになり実際そのように運営がされました。

ところがそのスケジュールが終わってみると企業側からの不満も多く、8月からの活動では適切な人材を確保することができないとのことで、面接前に大学3年生時にインターンシップを行いそこで先に内々定を出すといったような裏の採用活動が行われることになりました。

そうした問題点が新しく出てきたことにより、2016年の採用活動からは再び採用面接解禁日は6月からというふうに前倒しになることが決まりました。

参考>>http://www.j-cast.com/2015/10/24248752.html

大学生にしてみれば毎年コロコロと制度が変わるとなると非常にスケジュール管理に影響が出てくるため困ったことではあるのですが、それでも愚痴ばかりでなく実際に目当ての企業に入るための活動をしていかなくてはいけません。

大学に入学してからが既に活動の一貫

大学生の就職活動は、実際に面接が開始されるようになってからよりもそれ以前にどういったことをしてきたかの方が重要になってきます。

やや大げさな言い方かもしれませんが、入学をしてすぐから既にその活動は開始されていると言ってもいいくらいです。

入学をして間もない頃にはどの大学でも就活のためのセミナーが開催されます。

大学1~2年時の終活セミナーでは、主にこれからの就活スケジュールの立て方についての解説や、主な就職先候補での採用活動についてを教えてもらいます。

ここ最近では企業の体質がグローバル化をしてきたり、外資系の企業が日本でも多く採用をするようになった関係で、画一的な採用方法ではなくちょっと変わった方法で就職採用をしていることも多く見られるようになってきました。

まずは自分がどういった方面に進みたいかということを意識した上で、その方面の企業を目指すならどんな方法があるかということを情報収集していきます。

本格的な採用のための活動が始まるのは大学3年生の春先からで、この頃になると具体的な就職活動のためのガイダンスが開催されるようになり、実際の企業担当者に説明を受けるチャンスが出てきます。

またここ近年増えてきているインターンシップも、大学3年生から受付をしている例も増えているため、忘れずに申し込みをするようにします。

建前としてはこのインターンシップが直接の採用活動には関係ないことにはなっているのですが、やはり企業担当者にしてもきちんと能力が担保できている学生には早めに内定を出して確保をしておきたいところですから、内々定という形で受け取ることもあるようです。

ESの作成や提出は4年生から

インターンシップによる例外的な採用活動はあるものの、ほとんどの企業においては大学4年生の春先の時期から本格的な受付を開始します。

ES(エントリーシート)と言われる自己アピールをする書類を作成し、書類選考をへて面接を受けるという段取りになってきます。

ESの受付は早いところでは大学3年生の1月から始まり、だいたい3~4月で一旦締め切りそこから企業説明会が始まります。

エントリーをする人数によって違いがありますが、人気の大企業になると面接も2次面接、3次面接といったように進んでいくためきちんと内定が出るのは10月前後くらいです。